建設業許可を必要とする28業種は下の表のとおりです。実際の工事の内容と照らし合わせてどの許可を取得すべきか検討してください。
最近の傾向として、「床暖房の工事」をするのに「管工事業」と「電気工事業」とをセットで持って専門性を追求される方や、「二級土木施工管理技士(土木)」の資格を持っている場合なら全般的に関連して取得できる「土木工事業」「とび・土工工事業」「舗装工事業」の看板を掲げて総合建設業を目指される方など、特化型と総合型に分類される傾向にあります。
将来の夢や目標を視野に入れて選択してみてください。
ナカイ綜合事務所では、一度に複数業種にわたって許可を取りたい場合でも特段の事情がない限り、一業種と同額で手続きしています。
また、国家資格のご案内((財)建設業技術者センター、(財)全国建設研修センター、(財)建設業振興基金)もしていますので業際を広げてゆくという経営戦略も狙えます。
プロ技
電気工事業・消防施設工事業は資格が必要です。実務経験のみでは取得できません。
注意が必要です。
※以下に示した表は次のことを説明します。
「建設工事」各建設業がどのような工事を行うかを表示
「業 種」全部で28に分類した建設業の種類と略号
「内 容」工事の具体的内容
「例 示」工事の例
建設工事 | 業種 | 内容 | 例示 | |
1 | 土木一式工事
|
土木工事業
(土) |
総合的な企画、指導、謂整のもとに土木工作物を建設する工事。契約から完成引渡までの必要な工種の全てを含むもの。 | 管渠工事、トンネル工事、油送工事、道路工事、宅地造成工事、送水・配水施設工事、護岸工事、堤防工事、海岸工事、防波堤工事、消波堤工事、離岸堤工事、ダム工事、貯水池・用水池建設工事、水路工事、かんがい排水工事、港湾工事、干拓工事、地下鉄工事、地下工作物工事、鉄道軌道工事、伏樋工事、橋梁工事、水源施設エ事、土木工作物の解体、除去工事など |
2 | 建築一式工事 | 建築工事業
(建) |
総合的な企画、指導、謂整のもとに建築物を建設する工事 | 建物新築・建築確認を必要とする増築工事など、建築を前提とした解体工 |